アプリケーションの削除で容量稼ぎは期待できない

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ハードディスクの容量不足が気になってくると、ついつい考えるのは「アプリケーションを削除して容量を稼ごう」という考えです。
確かに、使いもしないアプリケーションはハードディスクの容量を無駄に占有しているだけです。
しかし、アプリケーションを削除して容量を稼ぐことにはあまり効果がなかったり、弊害をもたらすこともあります。
ハードディスクの容量不足を感じた場合は、アプリケーションではなくコンテンツファイルを削除・移動することを検討しましょう。

アプリケーションはあまり容量を喰わない

アプリケーションを削除してみても、容量はそれほど稼げなかったという経験を持つ人は少なくないと思います。
実は、アプリケーションというのはその性質上、あまり容量を喰うものはありません。

 

たとえば、企業会計を管理するアプリケーションソフトのひとつは、約150メガバイト。
あるオフィスソフトは約500メガバイト。500メガバイトは一見大きそうですが、文書作成、表計算、プレゼンテーション、データベース、グラフィックスという5つのアプリケーションの集合体ですので、おおざっぱに言うと1つあたり100メガバイト程度です。

 

小さなものですと、あるはがき作成ソフトは約16メガバイト、システムメンテナンス用のソフトでは約7メガバイト、動画・音楽再生ソフトでは約5メガバイトという規模ですし、もっとシンプルなツールになれば1メガバイトを下回るものも珍しくありません。

 

したがって、利用頻度の少ないアプリケーションを削除しても回収できる容量にはそれほど大きな期待はできません。

依存関係を壊す恐れがある

アプリケーションの大部分はそれ自身で完結して動作しますが、一部のアプリケーションは、別のアプリケーションの存在に依存して動作するものがあります。
したがって、依存先のアプリケーションをうっかり削除してしまうと、それに依存するアプリケーションが動かなくなってしまいます。

 

特に年賀状作成ソフトなどデータベース系のアプリケーションでは、Microsoft SQL Serverというデータベースエンジンと組み合わせて動作するものが多くあります。
この場合、依存先であるMicrosoft SQL Serverをうっかり削除すると、年賀状作成ソフトはそれに依存していますので動作しなくなります。
自分自身でMicrosoft SQL Serverを起動することはありませんが間接的に用いているわけですので、このような関係を理解できないまま削除を試みると様々なトラブルを発生させることになります。

 

また、複数のアプリケーションを依存させる作り方をした場合、一つ一つの容量は小さくなりますので、これらをうっかり削除したところで回収できる容量は多くありません。
弊害だけでメリット無し、と判断してもいいでしょう。

容量を喰うのは何?

一般の方が容量を大きく消費させるのは、動画・画像・音声といったコンテンツのファイルです。
例えば動画ですとその方式にもよりますが、表示チェック用の低画質・小サイズの動画であってもわずか3分で40メガバイトくらいに達します。
フルHDサイズの高画質動画ですと、7分半で約1ギガバイト(1024メガバイト)にもなります。
デジカメ画像も最近の高性能化によりファイルのサイズは大きくなっており、1枚で3〜4メガバイトくらいになることもあります。
音声は、音質をある程度度外視するとファイルを小さくできますが、一般的な人が聞いて不快に感じない音質ですと、4分で1メガバイト程度になります。

削除しない方法もある

したがって、すでに使わなくなったコンテンツなどを削除する方が、回収する容量を増やす上では効果的です。
また、削除するのではなくOneDriveやGoogle DriveやYahoo! ボックスといったオンラインストレージに移動させるという方法も可能です。
アプリケーションをこれらのオンラインストレージに入れることはできませんが、コンテンツのファイルはどこに置こうとかまいませんので、削除するのがためらわれる場合は、オンラインストレージを確保して、そこに移動させる方法をおすすめします。

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