キーボードを換えるとパソコンがよみがえる可能性

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パソコンを構成する部品のうち、最も人間にとって重要でありながら、ほとんど無視されているのがキーボードです。
しかし、パソコン操作の大半はキーボードで行います。キーボードをいい物に交換すると、劇的に使い心地がアップします。
パソコンの使用感が悪い、作業効率が上がらない、使っていて疲れる、そんな方はキーボードを交換してみませんか。

パソコンにもともと付いているキーボードはイマイチ

1996年頃を境に、パソコンにもともと付いているキーボードの質はグンと下がりました。
それ以前はパソコン本体が、普及価格帯の製品でも20万円程度していましたので、キーボードにもそれなりにお金をかけることができたのですが、パソコンの急激な価格低下とともに、本体付属キーボードの品質は勢いよく低下しました。

 

CPUやメモリ、ビデオチップといった内部のパーツが年を追うごとに爆発的な進歩を遂げていくのに対して、キーボードに関しては進歩するどころか退化しているともいえます。

キーボードは相性問題を気にせず使えるパーツ

パソコンのパーツというのは大なり小なり「相性問題」を抱えます。また、OSのバージョンによって正常に動作しなかったり、ドライバが提供されなくなったりという問題もついて回りますが、キーボードに関してはこういう問題はありません。

 

接続する端子の種類も、90年代前半まで主流のAT形式、90年代中期に一般的になったPS/2形式、それ以後に主流となったUSB形式という3種類しかない上、現在はATとPS/2がほぼ絶滅したため、種類に関して悩む心配もありません。
ドライバも基本的には不要で、物理的につながってさえいればキーボードとしての機能をキチンと果たすようになっています。

キーボードの種類

キーボードを機構的に分類すると一般的に次の4タイプに分かれます。

  • メカニカル方式
  • メンブレン方式
  • パンタグラフ方式
  • 静電容量方式

メカニカル方式の特徴

一つ一つのキーごとに独立したスイッチの部品がついています。
他の方式に比べて押さえるのに強い力が必要ですが、押したキーの戻りが速く、ゲームや高速な入力に適しています。
カチカチという音色が大きいため、静かな場所で使うのにはあまり向いていません。
メカニカルスイッチの部品の色で、「黒軸」「茶軸」「赤軸」「青軸」と呼ばれることもあり、その色によって押さえた感じや音色に大きな違いがあります。
比較的高価ですが、故障しても修理が容易です。
メーカーによる品質の差はほとんどありません。

メンブレン方式の特徴

キーボード全体を柔らかいフィルム(メンブレン)で支え、全てのキーのスイッチをプリントした回路の上に乗せています。
パソコンにもともとついているタイプはたいていがこのタイプです。
メカニカル方式に比べると軽い力で入力できますが、品質の悪いものはキーの動きが滑らかではありません。
製品によって品質の差や、打鍵音に大きな違いがあります。高い品質のものは、打鍵音が比較的大きくなります。
安価に製造できますが、故障に弱く、修理はほとんど不可能です。
いろいろなメーカーから、多数の製品が出でいます。

パンタグラフ方式の特徴

電車のパンタグラフのように、開閉する脚が一つ一つのキーについています。
他の方式に比べるとキーの押し具合が非常に浅く、打鍵音がとても静かです。
軽い力で入力できますが、指の力が強い人にとっては疲れやすさを感じる場合があります。
部品点数が多いのですが、メンブレン方式と同等の価格を実現しています。ただし、高級品というのはあまりありません。
高いところから落とすと、他の方式よりも壊れやすいようです。修理はほとんど不可能です。

静電容量方式の特徴

キーが上下することによって空間の静電容量が変化する現象を捉えて反応するという方式です。
他の方式に比べて圧倒的に滑らかな打鍵感があり、最も高速・快適に入力できます。
打鍵音は、メンブレン方式より静かですがパンタグラフ式より少し大きいです。
製造販売しているメーカーが少なく高価ですが、最も故障しにくく20年以上の寿命を持つといわれています。

最後に実機に触れてみよう

大きな量販店に行けば、キーボードの販売コーナーが設けられており、代表的な製品の実機が展示されています。
一部のお店ではパソコン本体に接続した状態で文字入力を試せる状態にしています。
いろいろな実機に触れてみて、あなたの指先の感触に最もマッチするものを選んでください。

 

キーボードを快適な物に換えるだけで入力効率がアップし、疲労が軽減されます。
わずかな投資で、確実に「よかった!」と実感できるのがキーボードの交換です。
今使っているパソコンの使い心地に不満がある人は、ぜひキーボードを交換してみましょう。

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