パソコンを使っていくと、スイッチを入れても起動しない、起動して動作が非常に不安定などの事態に遭遇することがたびたびあります。また新しく買い替えた場合は、使い慣れたソフトやデータを入れ直して前と同様に使えるにはそれなりの手間がかかります。こうしたときに「このようにするとスムーズ」となる対策の例を少し取りあげてみます。
イメージバックアップ
これは買い換えのときには当てはまりませんが、現在使用中のOSが入ったシステムディスク(起動ディスク、Windowsでは普通Cドライブ)の状態のイメージを書き戻し可能なようバックアップすることです。Windowsの場合だとコントロールパネルに「回復」のメニューの中にあります。また別に無料、有料のイメージバックアップソフトを使う方法があり、こちらの方がいろいろな制限事項が少なくなって便利です。有料のものとしては、
- Paragon
- Acronis True Image
- Novabackup
などがあります。
この方法では、製品のディスク、または作成しておいた起動ディスクから起動させ、とっておいたイメージバックアップデータを再度展開し、終了すると前同様に起動するようになります。OSの再インストールと比較して大幅に手間を省けます。
システムディスク以外の場所にデータ保存
写真、動画や文書などのデータは、先に述べたシステムディスク以外に別パーティション、パソコン内部にハードディスク(またはSSD)を増設可能なら増設してそちらに保存するとイメージの書き戻しやOS再インストールでも全く影響を受けませんし、買い替え時の移行でもそのまま外付ハードディスクや大容量USBメモリなどによりそのまま移行可能です。特に増設ディスクは新しい方で増設可能ならそのまま増設できるので便利です。別パーティションはメーカー製のマシンであれば最初から用意されているものも多いですし、無料ソフトAomei Partition Assistantなどを使えば作成可能です。なおWindowsタブレットなどでは、MicroSDカードを取り付けてそちらに保存することも可能です。
ポータブルアプリを使う
ブラウザ、メール、画像処理やユーティリティなど、幅広いアプリにおいてはパソコンにインストールして使うものの他、ポータブルアプリといいUSBメモリなどに入れて持ち運び、出先のマシンでも自宅同様使用可能なものがあります。
例えばブラウザでは、
- Firefox Portable
- Google Chrome Portable
メールアプリでは、
- Mozilla Thunderbird Portable
などというようにあります。
これらは軌道に必要なレジストリなどが全てワンフォルダに収められ、不要になったときもそのフォルダの削除のみでOKです。
こうしたポータブルアプリだと、2で述べたようにシステムディスク以外の場所にデータ保存することでリカバリー、買い替え時も設定、お気に入りやメールファイルの移行操作が不要となるので大幅負担減となります。とくに移行がやっかいなメールデータでは差は歴然です。
まとめ
パソコンの不調、故障時や買い替えでは、誰もが通常通りのタスクができなくなり苦慮するものですが、ここで述べた3つのうち1つでも行うことにより負担減、通常ペースへの早期復帰には有効なものです。ただデータなどはこまめなバックアップが大事ですし、トラブルを最小限にできる使用、操作法も肝心です。
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